MomoIroDays

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カラフルでも無色でもなく、淡く色づいた日々を送りたい

SKE松村香織がみせたアイドルの形

こんにちは。

今日は第9回AKB48選抜総選挙で第18位となったSKE48松村香織さん(以降敬称略)について書こうと思う。

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細かなプロフィールについてはWikiに説明を譲るとして、ここでは選挙後の本人のTwitterとブログから48グループ現役最年長が見せてくれた”アイドルの形”について考えていく。

 

両方の内容をまとめると

・今回の総選挙で18位を取れたことへの感謝

・昨年の総選挙への出馬を辞退した本当の理由

・自分の現状とこれからについて

となるだろうか。

 

松村は15年の総選挙では13位で選抜入りを果たしている。16年では出馬辞退という形をとっていた。今年は再び総選挙へ立候補し18位という優秀な成績をおさめたわけだが、今回の本人の告白で16年の出馬を辞退した本当の理由は「13位から順位を落とすのが怖かったから」であることが語られた。

15年の時点で松村は25歳。多くの同年代のメンバーはアイドルを卒業して、女優や歌手、裏方など他の分野へ転身している。松村も卒業を真剣に考えていたようだし、13位という高順位で有終の美を飾ることに反対するものはいなかったと思う。

それでも松村が卒業をしなかったのには理由があった。それが母親の存在だった。松村は高齢出産で生まれ、母は現在(17年6月18日時点)70歳だという。家庭の事情で母以外に頼れる親族がいないと語る松村は「母に孫の顔を見せてやりたい」という気持ちと「アイドルとして芸能界で活動したい」という気持ちの間で揺れていた。

最終的に結論を出すのは本人だと思うが、私は「この年齢で」と自虐的に言いながらも選抜に闘志を燃やす姿に感動した。

 

前回の記事でも話したのだが、アイドルとは多くの人に笑顔を届ける存在であると私は思っている。そのあり方は色々あって良くて、完全に仮面をかぶって自分の理想のアイドル像を演じるのもアリだし、逆に全てをさらけ出してファンと一緒に悩んでアイドル像を作り上げていくのもアリだろうと。人を笑顔にするのには様々な道があって良い。

 

泣きながら赤裸々に自分の思いを吐露する松村の姿は「笑顔を届けるアイドル」の姿ではなかったかもしれない。だが、ステージを降りている間のアイドルは結局一人の女の子なんだと改めて思わされた。芸能界で生きることは苦労が多いだろうし、悩むこともたくさんあるだろう。その姿をファンに見せるかどうかは本人や運営の選択だが、素直に過去の自分の“逃げ”と向き合い家族を思いやり“選抜へのリベンジ”を語る姿はかっこよかった。

 

来年は笑顔のかおたんの姿を見られるだろうか。

 

↓そんなかおたんも選抜入りしているSKE48の今夏のNewシングルです