MomoIroDays

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カラフルでも無色でもなく、淡く色づいた日々を送りたい

AKB48の"今"と"未来"

こんにちは。

今夏の各グループの新シングルや新アルバムの情報が出始めましたね。夏は爽やかな曲が多いので期待して待ちましょう。

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(AKB48チーム8茨城県代表の岡部麟ちゃん。可愛いです)

 

 

さて、今日の話題はAKB48の今と未来」です。

AKB48本店は落ち目だと言われる今日この頃ですが、じゃあなぜ凋落が起こったのか。私が考える3つの理由を紹介しようと思います。

 

①アイドル飽和時代になった

 まず一般的に言われる大きな原因はこれでしょうね。ライバルグループとして位置づけた乃木坂46の台頭はもちろん、小規模なアイドルグループに加え、声優までアイドル売りをする時代になりました。AKB48だけが王道のアイドルとして捉えられる時代が終わってしまったのが大きな理由だと思います。

 

②地方グループが強くなりすぎた

 私はこれが大きいと思っています。今年の総選挙ではNGT48の躍進が注目されましたが、第1回~9回までの「選抜メンバー」の内訳は次のようになっています。

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 (兼任メンバーは本所属で計算。ただし宮澤佐江(SNH48)はその年の兼任先、生駒里奈(乃木坂46)については兼任先のAKB48とした)

 AKBグループは移籍や兼任のシステムによってメンバーを入れ替えることで、新設された地方グループを盛り上げてきました。そのおかげでそれぞれの地方グループは本家AKB48をしのぐほどの存在感を示しています。しかしこの移籍と兼任のシステムがAKBグループ全体としては弱体化を招いたと私は思っています。

 SKE48をはじめとするAKBの地方グループは、現在多くみられる地元密着型のアイドルの先駆け的な存在でした。活動当初はAKB本店の下部組織的な雰囲気でしたが、ネット時代になりAKB本店のメンバーと変わらない発信力を持ったことや、地方ならではの自由な活動を通して人気を高めました。その結果として、AKB本店の求心力が失われてしまったわけです。

 地方グループができた当初は大島優子前田敦子をはじめとする”超人気メンバー”のカリスマ的な求心力によってAKB全体の人気を一挙にAKB本店に集約していました。しかし、移籍等で地方に人気メンバーが拡散したことで、たくさん魅力的な子を集められた反面、人気がバラけてしまい誰もが名前を知るような”国民的アイドル”としてのAKB48が相対的に弱まってしまったわけです。現在のAKB48ももちろん優秀で可愛くて面白い”人気メンバー”はいますが、ライバルグループが多数出現するなかで、かつてのような強力な求心力は期待できません。

 また、地方グループはそのグループでのCDで選抜メンバーとして表題曲を担当できるのに対して、AKB本店は全グループからの選抜で表題曲のメンバーが決まるためAKB48のメンバーが知名度を上げる機会が少ない事も求心力不足に影響していると考えられます。

 分かりやすい例えを挙げるなら、大会社が地方に支店を作ったら、そちらの業績が伸びすぎて本店を食うほどの存在になったという状況なわけです。

 

③運営が明確な推しメンを作らなかった

 もうひとつ運営の失策を挙げるならこれでしょう。人気メンバーが卒業するなかで新しく運営側が推すメンバーを決められなかったことで、うまく世代交代ができずグループ全体の人気を維持できなかったのです。

 上で書いたように、各地方グループのエースをAKBのシングルで終結させることで、地方グループの人気を高める結果となった一方、AKBのメンバーはあまり活躍することができなかったわけです。近年のシングルではSKE48松井珠理奈HKT48宮脇咲良が若手人気メンバーとしてセンターを務めることが多いですが、最近AKB48でセンターを務めた若手メンバーは44th「翼はいらない」の向井地美音くらいです。

 

AKBグループ全体を盛り上げることはもちろん大切ですが、日本最大の”国民的アイドルグループ”であるAKB48本店がかつてのように盛り上がることが私の願いです。

 

 ↓松井珠理奈(SKE48)、宮脇咲良(HKT48)がWセンターを務める最新シングル

 

 ↓向井地美音(AKB48)がセンターのシングル。カントリー調の曲で好き